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大玉トマトの実が良く付かないのはどうして?
栄養成長(葉や茎の成長)と生殖成長(花や果実の成長)のバランスが崩れてしまいます。結果、花が落ちたり果実の肥大が悪くなったりします。茂りすぎて1段目に実が付かない場合、元肥を少なくし追肥は第1花房がちゃんと大きくなってからにしてください。又、花が咲いた大苗を定植してください。購入苗が小さかったら大きなポットに植え替えて、花が咲くまで大きくしてから定植してください。そして、第1花房が2~3花咲いた頃にホルモン剤を散布してください。4~5段目の実の付きが悪い場合、元肥や堆肥を深めに施し、2回目以降の追肥を適切に遅れないようにしてください。
ミニトマトの皮が固くなるのはどうして?
ミニトマトは大玉トマトより皮が固く、収穫後も実の痛みが少ないのが特徴です。ですので、皮の柔らかい品種を選んでみてください。そして、水や肥料の吸収が順調でないと皮が硬くなる傾向があります。乾きが続いたり、水を多くやりすぎると固くなります。追肥と水やりに注意して完熟してから食べてください。
ナスの実が大きくならないのはなぜですか?
肥料切れを起こしている可能性があります。ナスは実がなり始めたら2週間ごとに肥料を与えるようにしてください。また、ナスの最初の実はあまり大きくならない上に硬いもので、1番最初に実った実はそのままにせず取ったほうが良いでしょう。
ナスが収穫期になって急にしおれて枯れてしまいました。なぜですか?
青枯病にかかったものと思われます。露地栽培で収穫盛りに入ろうとした、気温30度以上になる頃に発生します。排水不良の場所に多く発生するので、畝を高くし排水を良くすることが予防法です。また、連作を避け、3~4年ナス科の作物を栽培しないことや、接ぎ木苗を使用することをお勧めします。
トマトやピーマンがお尻から黒くなってしまいます。
尻腐れ病と思われます。特に発生が多くなるのは第3花房の果実肥大期の頃です。根が弱くなるとカルシウム分の吸収ができずに発生しやすくなります。例え土壌中にカルシウムがあっても、土壌が酸性に傾いていたり土壌の乾燥が続く場合、窒素が多く肥料バランスが崩れる場合などでカルシウムの吸収が抑制され発生しやすくなります。対策は植え付け前に腐葉土などの有機質を土に施し、土壌改良を行ない成分のバランスが良くカルシウムを多く含む肥料を与えます。また、乾燥を防ぐためにワラなどで株元を覆いマルチングをし、同時に多湿にならないよう土をよく耕し水はけを良くすることも大切です。
曲がりキュウリや尻太果が増えるのはなぜですか?
きゅうりは果実が取れ始めてしばらくの間は、形のよい実が収穫ができますが、しだいに曲がり果や変形の果実が多く見られるようになります。原因は日照不足、高温乾燥による草勢弱、着果過多、栄養不足で発生します。正常であれば花が咲いてからおよそ12~15日位で100~120gの大きさで収穫出来るのが普通ですが、尻太果は20日以上も大きくなるのに日数がかかり、種も大きく、育っている場所と小さいままの場所があったりするので変形します。実を取り除いて株を一休みさせて体力の回復をさせる事が一番重要です。病気や枯れ始めた葉は全て取り除きましょう。即効性の化成肥料を施して土が乾いていたらたっぷりと水をやりましょう。カリが不足するとこの症状が出やすいので、追肥の際はそれぞれの成分を含んだバランスのとれた栄養を施しましょう。回復が望めないようなら、摘心をして切り戻しも大切です。
キュウリ、ゴーヤ、スイカ等の芯を摘むタイミングがわからない。
・キュウリは本葉2枚を残してその先で摘心する。親づるは支柱の丈いっぱいになったら摘心する。 ・ゴーヤ 親づるは本葉5~6枚で摘芯、子づるを3~4本伸ばし、ネットに誘引します。孫づるは込みすぎたところを間引いて、株全体の日当たりをよくします。 ・スイカ 親づるの5~6節で摘心し、勢いのある子づる3~4本を伸ばし、あとは摘心します。大玉スイカの場合は、子づるから出る孫づるは着果節くらいまでは摘み取りそれ以降は放任しますが、小玉スイカの場合は、葉面積を確保する意味からよほど茂りすぎない限り孫づるは放任しておきます。
ネットメロンのネットがきれいに出ないのはなぜか?
メロンの外皮が硬くなる一方で、中身が太ろうとするために発生する「ひび割れ」がネットです。外皮が固くなっているので、急に大量の水やりをすると果実が割れることがあります。朝方、湿度を高く保つと外皮が柔らかくなり、細やかなきれいなネットがでやすくなります。ある程度ネットの発生が安定してくる位から徐々に水をやることで、木の動きが活性化しネットもきれいに進んでいきます。
キャベツの葉が巻いてくれません。原因はどのようなことが考えられるでしょうか。
キャベツが結球しない原因として最も多いのが、植え付け時期の遅れです。キャベツの結球に適した温度は15~17℃のため、植え付けが遅くなるほど結球しにくくなります。品種による種まき、定植適期を守るようにしましょう。また、肥料不足も考えられます。発育初期や結球するまでに肥料が十分に効いていないと結球しにくくなります。また、キャベツに限らず、結球する野菜も、ほかの葉菜類と同じように、葉を何枚も広げます。この外葉が十分な枚数ないと結球が始まりません。キャベツの場合は、17~20枚です。結球の途中に外葉を切り取ったり、虫に外葉が食害されたりすると、内側の葉が外に開いてしまったりして、結球するのが遅くなりますので注意してください。
ブロッコリーのわき芽を多く収穫する方法はありますか?
ブロッコリーは一番上の頂花蕾だけでなく、どのわき芽もその先端に蕾をつけます。この側花蕾をたくさんとるには、頂花蕾を収穫するとき、残す節数を多くしたほうが良いので、できるだけ上のほうで収穫すると良いです。収穫したらすぐに化成肥料等を追肥し、株周りの土を柔らかくすると側芽が出やすくなります。3~5センチ位の一口サイズになったらその都度収穫してください。長く収穫するなら、2週間に1度位追肥してください。上手くいくと翌年2~3月位まで楽しめます。又、よりたくさん側花蕾を楽しみたいなら兼用品種を選んだほうが良いでしょう。
結球ハクサイの球のしまりが悪いです。
結球ハクサイの球は80~100枚もの葉によって形づくられています。まき時が遅いと、関東南部では花芽分化する10月中旬頃までに結球する為の葉数が確保できず球がかたくなりません。だからと言って早くまくと、夏の暑さで苗がうまく育たないで病気の原因にもなります。ですので、ハクサイはまき時が非常に重要になるのです。又、葉数が確保されても1枚1枚の葉が十分な大きさでないと球が小さくなったり、しまりが悪くなります。大きくするには元肥の堆肥を十分にやり、結球開始時まで追肥を適宜行う事が非常に重要です。
根深ネギの白根を長くするにはどうしたらいいですか?
全体の管理として追肥は、生育中期頃までに重点的に生長をサポートするために与え、土寄せは、それ以降の生育後期に行うのがポイントです。早いうちより土寄せをはじめてしまうと、根深ネギは軟弱化して、その後の生長が悪くなってしまうこともあるので注意が必要です。1回目、2回目の追肥は、植え溝のところに肥料を施し、軽く上の土と混ぜながら、溝に落とすようにして行なっていきます。葉鞘部は、埋めないように気をつけてください。3回目以降の追肥は、ネギの姿として大きく育っている頃ですので、葉の付け根付近まで土が被さるように土寄せの作業も行います。こうすることで葉鞘部の日当たりを予防し、白く柔らかくします。土寄せ後、完全に軟白するまでは、約1ヶ月~1ヶ月ちょっとかかりますので、収穫予定日より逆算して土寄せの作業を計算すると良いと思います。
実物野菜は1本の苗でどれくらい収穫できますか?
栽培方法によって異なりますが、おおよその収穫数は以下の通りです。ナス30~40個、キュウリ20~35個、大玉トマト20~25個、ミニトマト120~150個、ピーマン50~60個、ニガウリ10~15個